私は元国税調査官です。
国税局や税務署に約24年勤めておりました。
ネット情報などには、「税務調査は規模の小さいところには来ない」などの情報があります。
実際のところどうなのか説明したいと思います。
結論から申し上げると、規模が小さくても税務調査が行われる可能性はあります。
理由は、税務署の部門構成にあります。
一般的には、規模が大きくて不正が想定される事業者に調査を行いますが、部門によっては次のような事業者へ重点的に調査を行います。
・売上金額が1,000万円未満の事業者
・規模は小さいが、税務当局の資料から見て明らかに問題がある事業者
・無申告の事業者
など
まとめ
税務署の調査官が全員、規模の大きな事業者を調査しているわけではありません。
規模が小さい事業者の方も、いつ税務署から調査の連絡があるかもしれませんので、普段から記帳や書類の保存を適正に行うようにして下さい。
もし、税務署から調査の連絡があり不安な方は、税理士に相談されることをお勧めします。