国税職員が使用する「隠語(いんご)」

税務署

 私は、元国税職員です。

 国税局や税務署に約25年間勤めていました。

 国税職員は、職務上、国民の大切な情報を扱っているため、情報管理は徹底しています。

 納税者の申告情報や調査情報などは、決して外部に漏洩することは許されません。

 外で仕事の話をする時も、職員同士は周りを気にしながら会話をしています。

 そこで「隠語(いんご)」が使われます。

 外で話す時だけでなく、国税局内や税務署内で普段の会話でも使われています。

 今回は、国税組織でよく使われている「隠語」について紹介します。

隠語意味・内容
チョウ国税庁
ホンテン国税局
リョウチョウ国税局資料調査課
ゴンベン国税局調査部
シテン税務署
オヤジ税務署長
サブ・フク副署長
トッカン特別国税調査官・特別国税徴収官
トクチョウ特別調査部門
ケシ消費税
サンズイ法人課税部門
トコロ個人課税部門
サン資産課税部門
マツリ確定申告期間

 これら以外にも「隠語」はたくさんあります。 

 もし、ランチや飲み会の席で、このような「隠語」が聞こえてきたら、そのグループは、おそらく国税職員です。